ヴァリエーションクラス

ヴァリエーションクラスとは?クラスの選び方や人気のヴァリエーションについて

ヴァリエーションクラスとは?クラスの選び方や人気のヴァリエーションについて

バレエを始めて初級コースを終え、基本的な体の使い方ができてきたという方におすすめなのがヴァリエーションクラスです。ヴァリエーションクラスでは、舞台で見るバレリーナのように踊るために必要なレッスンを受けられます。 今回は、ヴァリエーションクラスについての概要や、クラスの選び方、人気のヴァリエーションについて解説します。

1. ヴァリエーションクラスって何?

ヴァリエーションクラスって何?

ヴァリエーションとは、バレエ用語でソロの踊りを指します。一つの大きな見せ場であり、1人で観客の視線を集める重要な踊りといえるでしょう。

たとえば、一つの物語を上演される際のソロパート、バレエ教室の発表会で踊るソロパート、コンクールなどで踊られているものです。バレエ教室には、ヴァリエーションクラスを開講しているところが多くあります。ここでは、ヴァリエーションやヴァリエーションクラスについてご紹介します。

1-1. どういう人が参加するの?

ヴァリエーションクラスでは、基礎のクラスで学んだ動きを実際に踊りに落とし込んでいくというレッスンが主な内容となります。ソロの踊りを完成させるために必要な、テクニックや表現も同時に学べるでしょう。とくにコンクールを目指す生徒にとっては、必要不可欠なレッスンとなっています。

1-2. ヴァリエーションの魅力は?

ヴァリエーションの見どころは、どういった点にあるのでしょうか。男性ヴァリエーションの魅力は、そのダイナミックさにあります。迫力のあるジャンプやめまぐるしい回転などを主として構成されています。一方で女性ヴァリエーションの魅力は、優雅で上品な動きです。踊る役によって、キャラクターを演じ分けることも必要となってきます。トウシューズを使った美しい立ち姿や、くるくると舞台を回るピケターンなども見どころです。

1-3. ヴァリエーションはどうやって選ぶの?

ヴァリエーションは、多くの作品が数分程度となっています。コンクールで入賞しやすい定番のヴァリエーションや、小学生低学年でも踊りやすいヴァリエーションなどがあるため、指導者とよく相談して自分のレベルにあったものを選ぶことが大切です。

バレエコンクールに参加する場合には、いくつかの課題曲があらかじめ決められており、その中から自分でヴァリエーションを選ぶようになっています。コンクールの入賞を狙うのであれば、自分の魅力が引き出せる得意なものを、発表会などであれば苦手の克服につながるようなものを選びましょう。

2. ヴァリエーションクラスの選び方

ヴァリエーションクラスの選び方

ヴァリエーションクラスは、グループレッスンや個人レッスンなどさまざまなタイプのものが用意されています。

ここでは、目的別にどのようなヴァリエーションクラスを選ぶのが良いのかを解説します。

2-1. コンクールにチャレンジしたい方

コンクールにチャレンジしたいという方は、個人または2~3人の少人数規模で行われているヴァリエーションクラスを受講するようにしましょう。より正確なテクニックを学べる上に、それぞれにあわせた振り付けをつけてもらえます。入賞を目指して、集団レッスンでは補うことのできない表現力もしっかりと身につけられるでしょう。

2-2. ヴァリエーションを踊ってみたい方

ヴァリエーションを踊りたいけれど、なかなか振り付けが覚えられないという方は、同じ振り付けのレッスンを数回繰り返して取りあげているヴァリエーションクラスを選ぶのがおすすめです。そうすることで振り付けをしっかりとマスターできるだけでなく、その役柄に必要な表現力を習得できるでしょう。

3. 人気のヴァリエーションを紹介

人気のヴァリエーションを紹介

ここでは、実際によく取り上げられることの多い人気のヴァリエーションをご紹介します。バレエ好きであれば、きっと目にしたことがあるものも多いはずです。

踊ってみたいヴァリエーションを決めることで、それを目標により練習に励むためのモチベーションになることでしょう。

3-1. 男性ヴァリエーション

熊川哲也さんがローザンヌ国際バレエコンクールで踊り、大喝采をあびたヴァリエーションとして知られているのが、「ドン・キホーテ/バジルのヴァリエーション」です。テクニックはもちろん、華やかさも求められる曲で、コンクールでもよく取り上げられています。

また、ダイナミックさで有名なのが「海賊/アリのヴァリエーション」です。アリという奴隷が踊るこの曲は、回転力や飛躍力をアピールできることから、10代後半の男性ダンサーに人気となっています。

3-2. 女性ヴァリエーション

女性ヴァリエーションでとくに有名なのが、「白鳥の湖/オディールのヴァリエーション」です。舞踏会で、黒鳥が王子を魅了するというシーンであるため、高い表現力が求められます。羽を表す手の動きや、回転力などの高度なテクニックも要求されます。 可愛らしい踊りが好きという方におすすめしたいのが、「ドン・キホーテ/キューピッドのヴァリエーション」です。初心者の子どもにもよく踊られており、足さばきを上達させたいという方にもおすすめです。

4. まとめ

まとめ

今回はバレエ好きにとって最大の魅力でもあるヴァリエーションを学べる、ヴァリエーションクラスについてご紹介しました。基礎クラスで学んだことを最大限に活かしながら、音楽やストーリーにあわせて自分を表現してみましょう。

埼玉県川越市にあります「N’s STUDIO」では、ヴァリエーションクラスを開講しています。コンクールを目指している方や、ヴァリエーションを学んでみたいという方は、ぜひお気軽にご連絡ください。